投資家 investor 2005 5 17

 債券投資への流入額が、比較的好調という話を聞くと、
もう、古い投資家は、株式市場に戻ってこない、あるいは、
戻ってこられなくなってしまったと思いたくなります。
 一般の人は、「今の株式市場は好調ではないか」と言うかもしれませんが、
昔の株価に比べれば、今の株価は、投資家にとって、散々な株価と言えるのです。
 短期売買を繰返すデイトレーダーは別として、中長期の投資家は、
もはや、泣く涙も涸れてしまったような状況だと思います。
 最近の歴史を振り返ってみましょう。
2000年4月3日の日経平均株価は、20726.99円でした。
それが、何と、2003年4月28日には、7607.88円まで下落したのです。
3年間で、これだけ株価が下落すると、暴落に近いかもしれません。
 これで、古くからの投資家は、壊滅的な打撃を受けたのです。
最近、少し株価が戻りましたが、もはや「手遅れ」という感じだと思います。

歴史 history 2005 4 29

 最近、株式市場の急落で、損失を抱えた個人投資家が多いと聞きますが、
昔に比べれば、今回の急落は、それほど急落したとは言えないのです。
 たとえば、西暦2000年を振り返ってみましょう。
2000年4月3日の日経平均株価は、20726.99円でした。
それが、急落に次ぐ急落で、何と、同年5月26日には、15870.25円まで急落したのです。
この当時の急落は、何と、2か月弱で、4856.74円も急落したのです。
 特に、同年4月17日の急落は、ものすごい急落でした。
始値が20341.50円で、終値が19008.64円となり、何と1日で、1332.86円も急落したのです。
この当時の暴落で、大損害を被り、株式市場から強制的に退去させられた投資家が多いのです。
 今年の急落は、最大で、400円強でした。
ですから、こうした過去の急落に比べれば、今回の急落は、微調整にも見えるでしょう。













































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